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「現代画報」のバックナンバーに京都の南禅寺の境内にある琵琶湖疎水の「水路
閣」が掲載されていました。 この水路閣は、琵琶湖から水を引いてくる琵琶湖疎水の支線の一つです。明治 時代、産業振興のため水を供給するために作られました。まるでローマ時代の遺 跡のような堂々たる姿ですね。 このレンガ造りの水路橋、南禅寺の境内中を通っています。南禅寺は名庭や三 門など重要文化財、国宝級の伽藍を構えている大古刹の禅寺です。 日本の名刹の中に、ローマ風の建築という取り合わせ、面白いですね。 京都を舞台にした推理小説では、何といっても山村美紗が有名です。この山村 作品、しょっちゅうサスペンスドラマとして、その死後もテレビに登場しますね 。 この水路閣、山村作品はじめ、京都が舞台のサスペンスにはしじゅう登場して いますので、写真を見ると、山村美紗を連想してしまう私です。 この水路閣がある南禅寺の山門、歌舞伎『金門五山桐』では、大泥棒、石川五 右衛門が上り、「絶景かな」というあの名台詞を放った、ということになってい ます。 京都はお水がいいのでお豆腐がおいしい土地ですが、この南禅寺周辺にはこと のほか湯豆腐屋さんが多いです。 紅葉の美しい頃に、冷えた体を湯豆腐と熱燗で温める、なんて、いいですよね 。 現代画報 時計をあげる詐欺/現代画報社 国際ジャーナルの取材で・・ |
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