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現代っ子と漫画
子供のころは、それほど漫画を読まなかったのに 最近漫画にハマり出した。子供のころ友達が読んでいた いわゆる自分世代の漫画を今更読んで、 恥ずかしながら、何故あのとき読まなかったんだと 少々後悔すらしている。 漫画は日本の文化だという声がちらほら聞こえ、 その声に賛成しない意見もあるが、 素晴らしい作品を読めば、文化にしたいと心から思う。 活字だけが並ぶ小説よりも、想像力を使うこともあれば、 テレビドラマよりも、見えないストーリーを思い描くこともある。 主人公になりきる、のではなく、第三者=いち脇役として 物語を見守ると、自分のこれまでの経験をいつしか重ね合わせて 行き方をも学ぶことがある。 国際ジャーナルで漫画に関する気になる記事を見つけた。 「子供が漫画を読まなくなった?」というものだ。 漫画(雑誌)の売り上げが年々落ちている。休刊や廃刊する 人気雑誌も続々でている。これは、子供の漫画離れが進んでいることが 大きな理由に繋がっているようだ。 主な理由は「読んでいる時間がない」そうだ。塾、お稽古に大忙しの 現代社会の背景がもろに出ている。加えて、「ゲームと違って主人公になれない」という理由もあるようだ。コントローラーで自由自在に進行方向やストーリーを作り上げられる性能の高いコンピューターゲームのほうが魅力的なようだ。 しかし、ゲームからは、次をどうクリアするかということ=失敗しないためにどうすればいいかを考えることはできるが、ゲーム自体から何かを感じることはできない。 今更ながら私がいろんな漫画を開いて思ったのが、全てがキレイに描かれているわけではないということだ。主人公は何度も失敗するし、脇役は何度も主人公を裏切るし、どうにもならない状況を描いている。 あらゆる性格を持った登場人物の思いを考える。性格を考える。失敗してもいい、普通でもいいということを学ぶ。自分に置き換えて想像する。正しいか正しくないかを考える。そうしたいろんな考えや思いが頭を占める。 今と子供のころとでは、違った思いを描いたと思うが、それでも多かれ少なかれあらゆる考えや思いを抱く。ゲームやテレビ、小説と同じではない漫画独自の魅力がある。漫画という文化が現代社会から薄れる前に、漫画という文化が日本におてもっと確立すれば、と願う。宇治茶のすすめ 京都・宇治茶のすすめ 現代画報7月号より 京都の名産品といえば「宇治茶」。 私も京都に住んでいるが、この宇治茶、 実は私達が普段口にしている緑茶の中には ほとんど含まれない高級品。実際に宇治へ出向いても それほど茶畑が一面に広がっているという光景は見られない。 しかし、現在の緑茶を発祥したのは紛れもなく京都・宇治。 蒸した茶葉を感想させながら手で揉むという製法を作り上げ、 世に広めた。今の緑茶の原型である。 全国にある緑茶生産工場では、機会で行なわれているが 京都では手もみ製法が今でもしっかり行なわれ、高級品として 出回っている。 丁寧につくられたお茶は、香りがよく、葉に含まれる成分も豊富。 是非本場の京都で味わって欲しい逸品である。8月の国際ジャーナルの時事コラムで見つけた「学校裏サイト」の題。 私が高校生だった数年前は、まだ「裏サイト」なんて言葉はなかったが、 それでも、ケータイを駆使する人たちから見せてもらった。 自分の通っている学校の裏サイト。 主にBBSと呼ばれる書き込みページのみで作られているそのサイトを あえて傍から見てみると、知っている名前がいくつか出てくる。 いわゆる 人 気 者 の生徒の名前である。 発起人や発言者が誰かを分からなくするだけでなく、 誰かに偽ることができることを悪用することも可能な ツールだけに、その恐ろしさは無限である。 “誰でも知っているような人気者”でも、 誰かのひょんな一言で、“嫌われ者”にさえなってしまう。 ちょっとした一言が、許されなかったり、 ちょっとした行動で、取り返しが付かなくなったり、 間違えや失敗やうっかりが、認められないようだ。 誰も本質を見ていない(見なくなった)のかな。 嫌なことや楽しいことがあっても、 何も無かったかのように平凡に毎日を暮らせば、 誰かに何も言われずに平和に暮らせる、といった“間違い”を 皆で認めるのではなく、 嫌なことや楽しいことがあった時に、 それらを時に共有して見守って暮らすことで、 刺激ある人生や平和な毎日を送れる、といった“幸せ”を 当たり前にしていくべきだと思う。 放課後以降の時間に、ケータイだけみてるほどもったいないことはない。 学校以外の友達や家族との大切な時間だと思うから、 いっそ、 学校以外でこそケータイ禁止になっちゃえばいいんじゃないかな? って、それはいいすぎかな。 報道通信社 現代通信社 現代通信社 国際ジャーナル・報道ニッポン・現代画報 国際ジャーナル・報道ニッポン・現代画報 |
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