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つい先日、またもニュースで牛乳の価格が上がると報道されていた。パン、小麦粉、牛乳、が例えば20円上がれば、それぞれ1ヶ月に買うだけの個数×(かける)20円しなければならない。すると今回も、牛乳の欠かせない我が家は、一週間に2本のスピードだからまた毎月100円ほどの節約をして牛乳へまわさなければならない。既にしているパンや小麦粉への節約に加えての今回の節約…。“節約”って言うけど、どの家庭も、もう節約しすぎて節約する箇所すらないんじゃない?これだけみんながんばってるんだから、たまにフレンチでコース料理くらい食べたいのに、それすら節約、しないといけない時代なんだろうと思うと、お先真っ暗。
で、昨日バーのカウンターで牛乳値上げが苦しいと嘆いていると、日本が抱える物価の下落を指摘された。デジカメは今や2万円も出せば何百万画素数に加え、ズーム、顔認識機能という高性能のものが簡単に買える。大型液晶テレビも、10万円出せば、部屋に似つかわしくないほど大きなものが買えてしまう。牛乳は10円上昇しているかもしれないが、大型製品は何千円、何万円も下落していっているのだ。もちろんこの下落は消費者にとってみればありがたい話だけど、これは、各社から、選びきれないほど多くの製品がでていて、その製品を売るために作るために、米や牛や作物を育てている人の倍ほどの人が働いているということなのだ。 もちろんこの製品や製品に関わる技術は日本にとって大きくそして大事な財産だけど、今日や明日を生きるために必要な食料が数ヶ月に1度上がっているのでは、日本人という最も大事な財産を苦しめることになっている。果たして、私たちはそれほど苦しい思いをして生きないとダメなのか?いち時代の終幕 90年代の音楽シーンを担ってきたとも言っていい人が 詐欺容疑で逮捕されたというニュースがここのところ毎日流れている。 庶民である私は、毎日スーパーで190円のトマトにしようか 250円のトマトにしようかと迷いながらも、 当たり前のように190円のトマトをかごに入れる。 でも、早く250円のトマトが買える豊かさがほしいと 願っていても、たとえ多少の出生でお金が稼げたところで、 250円のトマトは私にはいつまで経っても買えないのだと思う。 おそらく私は、金銭的な豊かさをもっても、トマトの優先度を下げて いい車を買い、いい家を買い、遠くへ旅行に出かけてしまうのだと思う。 結局のところ、節約している箇所(=250円のトマトトマトを買うこと) が変わることは、宝くじの1等前後賞付で当たらない限りは 訪れることはなく、ずっと庶民でい続けるのだと思う。 それでも私は、ひろい家に住めるのなら、190円のトマトは いつまででもおいしく食べられる。なんなら100円のトマトでもいい。 渦中の音楽家も、トマトは250円を食べていたかもしれないが、 どこかで同じ節約をしていたのではないかと思う。 10億を稼げば、5億を必要とする事業をするだろうし、 1億円の買い物をいとも簡単にするだろう。 豊かさの度合いや感覚は違うが、全体の割合は 案外私達とそう変わらないのかもしれない。 一度頂上まで上り詰めてしまった人が、 次に目指すのは、更に高い山の頂上だ。 簡単に買える250円のトマトでは満足できない。 190円のトマトを美味しく食べるには、 250円のトマトを買えない生活をしなければいけない。 大きな山へ何度も何度もくじいて転びながら上ったのであれば 山の下へ戻る方法は一気に崖へ転落する以外はないのかもしれない。 ただ、もう深い崖の下を見たのだから、それ以上の下はもうない。 100円のトマトも190円のトマトも美味しくありがたくいただける。 美味しい250円のトマトを食べられる努力を知っているのだから、 後は上を見て、これまでの知恵を生かして素早く上ればいいのだ。 90年代はとっくに終わって2000年が既に始まっている。 2010年代、20年代が先には待っていてくれるのだから、 着実にそこに向かえばいいのだと思う。あといくつ寝るとお正月? 早くも今年の紅白歌合戦の出演者が発表されました。 このニュースを聞くと毎年、あ、もうそんな季節かと驚きます。 まだまだ秋を楽しみ始めたばかりだと思っていましたが、 気づけばクリスマスまであともう少し。 早く年賀状を書かなければ元旦の朝に挨拶ができない羽目になってしまいます。 こうして毎年そわそわとしながら慌しく新年をむかえているので、そろそろのんびりとお正月を迎えたいものだなと思っています。 テレビやネットから、詐欺や殺人や強姦の事件よりも、年賀状やお正月の特別番組、紅白歌合戦や初詣などの季節の話題が多くなる時期はとてもほっとします。どうか、今年もあと少し、こうしたたわいもないニュースや報道ばかりが耳にとどきますように。 報道ニッポン 現代通信社 国際ジャーナル・報道ニッポン・現代画報 国際ジャーナル・報道ニッポン・現代画報 国際ジャーナル・報道ニッポン・現代画報 |
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