東京都で年末年始に公設派遣村を開設し、受付を始めたそうである。正午前までに100人の希望者が集まったようだ。
昨年の年越し派遣村にも参加した方なども申し込んでいるようで、厳しい雇用状況がうかがえる。東京は私が住む札幌などに比べればまだ温かいが、それでも真冬には凍傷で死んでしまう場合もある。私が新宿に住んでいたころ、ダンボールで囲いを作って、なんとか暖をとっているホームレスの方が多数いた。今はもっといるのではないだろうか。
本当に毎年毎年雇用状況が悪化の一途をたどっているような気がする。仕事があって、暮らしている人からみると、「職を選んでいる怠け者」という風にも見えるらしい。しかし、自分が経験したことのない職種では受け入れてもくれないのが現状であろう。経験者で職を探している人がいたら、そちらを採るのが当たり前だろうし、年をとっているというだけで、除外されてしまうケースも少なくないはずだ。
私自身、ほとんどアルバイトで生計を立ててきたのだが、最近は人件費削減で、アルバイトでもサービス残業をせざるを得ない状況だった。ただでさえ安い時給で目一杯働き、休憩もなく、しかも休憩の時間給はしっかりとられているのだ。一日拘束されて、他にもアルバイトができず、生活は火の車だった。今お店をやっているが、それでも全くそのときの生活の苦しさと変わりない。むしろ悪くなっているかもしれないくらいだ。
なぜこんなに辛い日々が続くのであろうか。店の売り上げだけではやっていけないので、アルバイトをしている。さらに仕事を探しているが、見つからない。いつになったら、少し楽な生活ができるのであろう。先は真っ暗闇である。

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