今朝一番に目が止まったヤフーのニュースは、 『ATM振り込め詐欺対策強化』
相当な数の被害者がいるんだろうな。
ニュースによると、対策は “事務局の体制強化"と“最新手口・被害状況の共有”、そして “より迅速な対策の指示”だそうだ。 また、ATMに警察官を動員し、被害ゼロを目指すこと、年金支給日以降の注意喚起にも力を入れる、とのことだ。
“被害ゼロ”といい切っているところで安心感を抱くが、 安心しているばっかりではいけない。被害にあうのは私達。
おそらく、詐欺者から見たリスクや危険が間近にある状態で、 これまで通りの詐欺を行なうものも数を減らしているだろうけど、 この期間にもまた、新たな詐欺の手口をせっせせっせと考えてるんだろう。
なくならない詐欺。対処しきれない社会。 それに漬け込んで繰り返す詐欺者。
安全や被害を防ぐために、 もう既に多くの物事において、 “以前当たり前にできていたこと”は “今じゃすっかり不便になって” ということになってきている。
真面目な人を騙して突き落とし、 ズルい者が生き残るような世の中なら、 いっそ賢い、強い、金持ちが生き残る世の中のほうが よっぽどマシだ。
この調子で進んだ社会を想像してみればしてみるほど そうしたネガティブな考えが頭をめぐる。現代画報で孤独死についての興味深い記事が出ていた。 それは、「孤独死」とは、本当に孤独か? とういうものだった。
一人暮らしをしている老人などが、誰に看取られることなくなくなった後に発見される事件などでひろまったこの孤独死。もちろん発見前になくなっているので、それが果たして孤独によるものなのかは定かではないために、孤独死者数が明確にはでていないが、年々増加傾向にあるのは確かだ。
この孤独死の原因となっている高齢者の「独居」にはさまざまな理由がある。止む絵終えない事情を持っている人、死別して一人になってしまった人、一生独身の人など様々だ。中には家族との連絡が途絶えてしまった人も多いだろうと予想できる。しかし、これが果たして孤独死の最大の理由かといえば、そうだと言い切ることは難しい。
なぜなら、一人で暮らしているからと言って他人と関わらないのかといえばそうではない。隣には人が住んでいて、公園には多くの人がいて、老人ホームや図書館に行けば人はたくさんいる。役所にいけば相談所もある。すなわち、コミュニケーションの場はないわけではないのだ。しかし、このコミュニケーションは日本全体に今薄れてきているとあらゆる場所で言われてきている。事実、隣人の顔を知らない人も稀ではないだろう。
頻繁に交流をしていれば、少しの異変に気づいて一命を取り留めたかもしれないケースもこれまでの中ではあったのかもしれない。そう思うと、悲しい最期を迎えた方が無念でならない。
孤独死とは、誰かに助けを求められないことではなく、誰かに支えられているということを感じずに逝くことなのだと誌では伝えている。
孤独死を増加させないためにも、「当たり前になった社会のコミュニティー不足」の改善を急がなければならないのだろう。現代の通信を考える 情報の送受信を行なう「通信」。
わずか十年、二十年前ではあまり考えられなかった 通信機器、速度、が現代の生活の中心に存在してる。
世界の技術発展は、全て人が作り上げていることを考えると、 ありえない進歩の仕方だし、その開発や発展に関係している中に 日本人や日本企業が少なくないことを踏まえると 日本って改めてすごい技術をもった国だと思う。
電話・FAX・ネット・ゲームだってテレビだって、 通信機器って言ってもいいような形態にすらなってる。
電気屋に行って目が回っているようじゃ、 この先生きていけないかもしれないなぁ。
もちろん、それらの技術や技術により開発された商品は 通信を使った報道や宣伝によって その価値を拡大させている点やさまざまな企業努力で 便利なカタチ、スタイルへと変化している点もすごい!
広告批評的な視点をもって、 技術をうまくカタチにする力を CMやインターネット広告を見ながら 感じ取っていく作業が、面白い。
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