国際ジャーナル最新号 バタバタしていて、かなり遅れてしまったが、 国際ジャーナル11月号。 特集は「連鎖する無差別殺傷事件の悪夢・凶行の陰に潜む孤独な心」 だそうだ。
今日、明日、明後日の出勤中や帰宅中、もしかしたら仕事中に襲われるかもしれないという不安が常にある。人の多い駅や街中を歩いていると、次の瞬間指されるかもしれない、と人のカバンや手を目で追っている自分がいる。
特に目的もなく、あるいはちょっとした理由から殺人を犯す人が後を立たない。いきなりナイフで切りつける相手が親友や家族や誰であろうかまわず凶行する恐ろしい人物が、残念ながら稀ではなくなってきている。
防犯ブザーももはや効き目がない安心道具。 監視カメラも結局は事件を未然に防ぐことができない後の道具。 何もしてなくても、“無差別"にやられてしまうのだから、 もう個人での事件の防ぎ方は、家に引きこもるくらいしか 残されていないのではないだろうか。高齢者の犯罪 ここ数年での高齢者による犯罪の数が増えているようだ。 2~3年前と比べて約5倍にも膨れ上がっていると今朝のニュースではいていた。中には殺人や詐欺などといったものも含まれるが、主には万引きなどでつかまっている方が多いという。 しかし、警察が事情聴取をすると返ってくる答えの中には、 お金はあったという人がほとんどを占めるというのだ。 では、何故お金があるのに払わなかったのか。 問いただすとビックリするような答えが返ってくる。 「つかまれば、誰かと話ができると思った」
この答えは、現代の高齢者が抱える“孤独”問題を 大いに浮き彫りにしているといえる。 子供の介護拒否、問題だらけの福祉制度、 大きな不安を抱えてくらす高齢者たちの悲鳴が 町のあちこちで犯罪となって現れている。雇用形態の変化 労働時間の短縮などにより、より多くの人で仕事の総量を分け合う“ワークシェアリング”が、厳しい不況下の現在において、生まれてきた。
毎日いやいやながらも寝る間も惜しんで働いている人もいれば、 仕事をしたくても少ない人、会社によってはある日急に仕事が減ってきたということもありうる。
家庭を持つ人なら、家族の明日あさってやひいては将来への不安が大きくなるが、ワークシェアリングは、そうした労働者の雇用機会と労働時間、賃金の安定させる働きをしてくれる。
これは、単に働く人だけに関係する話ではない。 個人的な意見だが、日本で働いている人は、一部で極端に忙しすぎて 本来の大切なものが見えなくなってしまっている。
老後を安心して暮らすために、家族をたべさせるために、 毎日一生懸命働いているが、身体を壊せばもともこもない。 しっかり働くことと寝る間を惜しんで働くことは違う。 家族があってこそ自分がいて、自分がいるからこそ家族や友達が 幸せであれるということをもっと大切にしなければならないと想う。
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