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「現代画報」2010年1月号の記事は雪景色の皇居、二重橋でした。
皇居は今は、天皇ご一家がお住まいですがが、かつて江戸城として、代々の征 夷大将軍、徳川家の居城でした。 この江戸城築城の指揮をとったのが太田道灌。 若い頃、ある日狩りに出た道灌は、雨に降られてしまいました。通りがかりの 民家に声をかけ、出てきた娘に、雨よけの蓑を貸してほしい、と頼みます。 家の中に入った娘が戻ってきて差し出したのは、山吹の花の一枝でした。 「花など欲しくはない、蓑を貸してほしい」と再び言ったのですが、娘は黙っ ているばかり。根負けた道灌は雨に濡れたまま帰って行きます。 なぜ娘の行動の意味がわからず、側近に尋ねてみますと、こういう答えが返っ てきました。 古歌に、「七重八重花は咲けども山吹のみのひとつだになきぞかなしき(中務 卿兼明親王)」というのがある。山吹というのは花は咲くが実がならない。「み のひとつだになき」というのに「実がならない」と「蓑がない」、つまり貧しく て蓑もない、という意味をかけて山吹の枝を渡したのだ、という答えでした。 娘は蓑がない恥ずかしさを、古歌の山吹に例えたのですが、貧しくとも教養が あったのですね。 逆に道灌は自分の教養のなさを恥じ、学問に励むようになったそうです。 後に文武両道の名将と謳われた道灌の、若い日のエピソードです。 「地域と共に成長し、地域と共に生きる」──月刊経営情報誌『現代画報』では、その思いを基礎として激流の現代に力強く自らの道を切り開いていく経営者たちにスポットを当て、特別取材企画「地域を育む人と企業」をはじめとした「地域医療に貢献する ドクター訪問」「時代と人をつなぐスペシャリスト」「職人~地域で活躍する職人たち~」「心のふるさと~社寺めぐり~」「美食探訪 一度行きたいお薦めの逸店」など独自の対談取材を通して地域と共存共栄する企業の在り方を探っていきます。 国際通信社が発行する国際ジャーナルは明日の日本を支える中小企業経営者のための月刊経営情報誌なのです。 現代画報の美食探訪を読んで 国際ジャーナル・報道ニッポン・現代画報より |
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